沈殿管・沈殿瓶の使用に関する注意事項




沈殿管・沈殿瓶をご使用の前に

  • 沈殿管・沈殿瓶は使用中に非常に高い遠心力が掛かります。安全な作業のために毎回の使用前には検査を行ってください。プラスチックに掛かる過度なストレスは曇り・変色・ひびとなって現れます。ひびは明るい光にかざして発見できますが、細かなひびでも破損を引き起こし遠心機の故障につながります。曇り・変色・ひびを確認した場合は使用しないようお願いいたします。

ローターのバランスについて

  • ローターのバランスやご使用方法は遠心機によって異なりますので、各遠心機のマニュアルに従ってください。
  • プラスチックは材質によって質量が異なるため、同一タイプ・同一材質の沈殿管・沈殿瓶をご使用ください。

化学薬品の影響について

  • 化学薬品はプラスチックの強度・柔軟性・色・質量等、様々な影響をもたらします。それらは化学薬品の温度・接触時間・頻度・濃度・遠心力等に影響されます。

沈殿管・沈殿瓶の洗浄について

  • 沈殿管・沈殿瓶の洗浄は中性洗剤に浸し、傷がつかない柔らかいブラシで残滓を取り除きます。完全に洗い流した後に蒸留水ですすぎ、乾燥させてください。
  • 有害な試料と接触した沈殿管・沈殿瓶を廃棄する場合は、廃棄前に消毒してください。

沈殿管・沈殿瓶の滅菌について

  • ポリプロピレン(PP)・ポリメチルペンテン(PMP)・ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、121℃/15psig(103.4kPa)/20分間での反復したオートクレーブが可能です。
  • ポリカーボネート(PC)・ポリサルフォン(PSF)もオートクレーブ可能ですが、強度が損なわれ寿命が短くなります。
  • 常温では問題のない化学薬品でもオートクレーブの温度で容器に損傷を引き起こすものもあります。オートクレーブの際は事前に蒸留水で完全に洗浄しすすいでください。
  • オートクレーブの際は蓋を完全に取り外してください。
  • オートクレーブ以外にもエチレンオキシド等でのガスや殺菌剤での滅菌が可能です。

その他

  • 沈殿管・沈殿瓶を選択する場合は、耐化学薬品性や、ご使用時の環境、薬品温度、遠心力、時間、ロータータイプ、アングル等を考慮の上、安全の範囲内でご検討ください。
  • 掲載の数値などは一般的な基準値につき、あくまでも選定の目安としてご覧ください。

製品特性



関連情報


 



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