洗浄について




【一般的な洗浄】

  • プラスチックは中性洗剤で洗浄し、水道水ですすいだ後に蒸留水ですすぎます。特にポリカーボネート(PC)はアルカリ性洗剤の影響を受けやすいため、中性洗剤をご使用ください。
  • 研磨性のある洗剤や傷をつける可能性がある用具は使用しないでください。
  • 液漏れ防止のため、活栓や蓋は定期的に取り外し、ねじ部分などを洗浄してください。

研究器具用自動洗浄機による洗浄

  • 低密度ポリエチレン(LDPE)・ポリスチレン(PS)以外の材質は研究器具用洗浄機で洗浄することができます。
  • プラスチックサイクルで最短時間にして、水温57℃以下に設定します。洗浄後はすぐに取り出してください。
  • 製品が傷つかないように、洗浄機のスピンドル(軸)部分をプラスチックチューブのような柔らかいもので覆うなどの対策を施してください。
  • ポリカーボネート(PC)は洗浄機による洗浄で強度が劣化する可能性があります。

超音波洗浄機による洗浄

  • 製品を変換機の振動板の上に置かないようにしてください。

【特殊な洗浄】

  グリース・油脂類・有機物の洗浄


  • 中性洗剤をご使用ください
  • 汚れが落ちにくい場合は有機溶剤も使用できますが、ポリオレフィン族(高密度ポリエチレン(HDPE)・低密度ポリエチレン(LDPE)・ポリプロピレン(PP)・ポリメチルペンテン(PMP))は長時間有機溶剤に浸すと膨張することがあります。洗浄後は完全にすすいで取り除いてください。
  • ポリカーボネート(PC)・ポリサルフォン(PSF)・ポリスチレン(PS)はアルコール類のみを使用してください。他の有機溶剤に耐性がありませんのでご注意ください。

有害物質の洗浄

  • 有害物質に汚染された器具の取り扱いに関しては、関連する行政機関にご確認の上、対処してください。
  • 伝染性・有害物質に接触した器具は移動・廃棄前には必ず滅菌処理が必要となります。オートクレーブによる滅菌が一般的に用いられますが、特殊なプラスチックに対しては適切な化学的・熱処理による滅菌も可能です。
  • バイオハザード物質と放射性物質の双方に汚染された器具は、まず滅菌処理を行います。放射性物質の除去は、使用されたアイソトープ・量・半減期・材質・溶解性によって異なります。
  • 非伝染性・無毒性物質の洗浄は、常温で洗浄液に24時間浸した後、蒸留水で数回洗浄してください。ポリカーボネート(PC)は傷つけないように注意する必要があります。

沈殿管・沈殿瓶の洗浄

  • 使用後の沈殿管・沈殿瓶は中性洗剤に浸し、付着物を取り除いてください。
  • プラスチックを傷つけないようにピペットや軟質ゴム製のヘラなどで丁寧に取り除いてください。
  • ポリカーボネート(PC)にはアルカリ性洗剤を使用しないでください。
  • 伝染性物質や有害物質が含まれている場合は上記【有害物質の洗浄】をご確認ください。

微量物質の洗浄

  • プラスチックはガラスより含有金属量が少ない物質ですが、実際には微量の金属が含まれています。厳格な検査にご使用の場合は、事前にテストされることをおすすめいたします。

製品特性



関連情報


 



【一般的な洗浄】


研究器具用自動洗浄機による洗浄


超音波洗浄機による洗浄


【特殊な洗浄】

  グリース・油脂類・有機物の洗浄



有害物質の洗浄


沈殿管・沈殿瓶の洗浄


微量物質の洗浄


製品特性



関連情報

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